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ボレロ

ーどのような活動を行っていますか?

福祉事業所です。主には焼き菓子の製造販売を行っています。他には、調理活動、大正琴の演奏など音楽活動を行っています。障害のある人が地域で自分らしく生活できることを目指し、外に出向き、さまざまな方々とのネットワークづくりも大切な活動です。

ー活動をする上で一番大切にされていることはなんですか?

当事者の自律です。金銭的な自立を意味するものではなく、自分のことを自分で決めるという意味の自律です。そのために、自由に意思決定が出来る環境を整えること、また仕事の中で共に学び成長することを大切にしています。

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ー活動をする上で大変なことなどはありますか?

ある程度自律ができている方への支援は困ることはないのですが、人生の尺度が自分にない人の支援はとても難しいです。そういう人は、こちらが意図をもって関わってしまうとそれに従ってしまうだけになり、自分の人生を生きることから遠のいてしまいます。そうならないように、まずが安心できる環境、素の自分でいられる環境が必要となります。事業所単体では、そのことは達成できないので、多くの方々と連携して、当事者の自律を目指すことには大変な労力が必要となります。

ー活動していて良かったと思う瞬間はありましたか?

当事者の人が自分の気持ちや意思を出してくれるときです。そのときは、とても喜びを感じます。それは信頼関係が結べた瞬間だと思います。例えば、作業場で単一の作業を行う、変化が苦手な当事者の方でも、信頼関係を結んだあとでは一緒に外出に行け、初対面の人がいる場所や初めて行く場所へ出向いていくことができるようになります。そのときは、その当事者の人と根気強く向き合っていてよかったなと感じます。その後、共に外出し経験を積んでいくことで、その方の人生や人との繋がりが豊かになっていくのを感じるときはよろこびを感じます。一人ひとり思いや経験は異なりますので、そういう場面に出会う機会が多くあるのは、この職業の楽しさだと思います。

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ー灘チャレンジとの関係や灘チャレンジ当日の思い出などがあれば教えてください。

灘チャレンジに、私が直接関わり始めたのはここ数年です。私が関り初めて最初の方の灘チャレンジで大雨が降り、土砂降りの中準備しましたが、結局催し自体が中止になったときの記憶が鮮明です。ぎりぎりまで粘り、必死に雨合羽姿で走り回る主催者の方々の姿からは催しにかける情熱を感じました。

ーなにか紹介したいことや宣伝したいイベントなどがあれば教えてください。

ボレロは水道筋商店街でお菓子を販売するお店を営んでします。是非、そちらの方にもお越しください。

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