被害のまとめ
阪神・淡路大震災が発生して、20年以上が経ちました。
ここでは、阪神・淡路大震災の被害について、改めて紹介します。
当時の被害の甚大さを再認識するとともに、今後の教訓として、起こりうる災害に備えましょう!
目次
○ 基本情報
○ 具体的な被害状況
○ 参考文献・URL
○ 基本情報
○具体的な被害
阪神・淡路大震災の死亡要因で圧倒的に多かったのは、建造物倒壊による圧死・窒息死です。また、火災による焼死も比較的大きな割合を占めています。
○建造物倒壊による被害
震災発生当時は、現在と比べて木造建築の建造物や、耐震設計の十分になされていない建造物が多く存在しました。建造物による被害が特に甚大だったのは、東灘区、灘区の断層に沿った地域であり、中央区でも多くの建造物被害が発生しました。このことから、阪神淡路大震災で生じた被害の根本には、建造物そのものの構造上の問題があったと言えます。
○火災による被害
阪神淡路大震災で特徴的だった被害に、火災による被害があります。地震発生後、計285件もの火災が発生したと報告されています。出火要因は大半が不明でしたが、判明したものの多くは、電気機器等関連であり、次いでガス関連が多かったとされています。
震災が発生したのが冬の朝方であったことから、電気ストーブなどの家電製品を使用していたことや、避難時に電気ブレーカーの遮断をできなかったことが、火災発生に関与したと考えることができます。
また、神戸市長田区などでは火災が延焼拡大し、大規模な火災が発生しました。この延焼拡大が起こってしまった要因は、古い木造家屋の密集や、可燃物量の多さであると言われています。神戸市長田区は、土地柄もあり、他の地域と比較して、木造建築物が多い地域でした。また、倒壊した建造物の一部が道路に広がり、日が燃え移るのを助長した面もありました。さらに、神戸市長田区は、ケミカルシューズ産業が盛んな地域でした。そのため、ケミカルシューズ産業に関わる可燃物が大量に存在したことも、火災の被害を大きくしました。
○参考文献・URL
阪神・淡路大震災教訓情報資料集阪神・淡路大震災の概要 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)
阪神・淡路大震災教訓情報資料集【04】火災の発生と延焼拡大 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)
阪神・淡路大震災の経験に学ぶ--震災時における社会基盤利用のあり方について (mlit.go.jp)
101.pdf (bousai.go.jp)
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